今年4月、当社のクラウド型社内資産管理システム「Assetment Neo」のVer.2.9がリリースされ、大幅な機能追加や機能強化が行われました。当ブログでも一部の機能をご紹介しましたが、ほかにもお客様からお寄せいただいたご要望をもとに、多くの機能を追加しています。
Assetment Neoは汎用性のあるシステムなので、あらゆる資産管理に活用できる製品です。そのため、お客様の管理対象物や運用ケースもさまざまで、お寄せいただくご意見も多種多様。目から鱗なご意見も多く、ありがたい限りです🙏今回はいただいたご意見をどう反映させているかについてのお話。
まず、お客様はなぜその機能が欲しいのか、どのような業務を行う中でその機能が必要だと思ったのか、お客様の業務背景を理解します。背景を理解せずにすべての要望をそのまま受け入れてしまったら、一貫性のないちぐはぐなシステムになってしまう可能性大。問題の本質が何であるかを見極め、システムで対応するものとそうでないものとに切り分けて、開発につなげていく必要があります。
まれにお客様が機能について誤解されていたり、あるいはシステムの問題ではなく、運用の方法や社員教育などに起因する問題であることも。「そのご要望、別の機能で実現可能ですよ」なんていうこともあるので、お客様が最終的に何をしたいのかを理解することが、やはり大事な最初の一歩です。
新機能ではなく、すでにある機能を強化したり仕様変更をする際は、より慎重に検討します。機能強化により一部のお客様には喜んでいただけたものの、一方でほかのお客様にとっては使いづらいものになってしまった…といった事態に陥らないようにしなくてはいけません。
一度実装した機能は、仮にそれが後々になって最適ではなかったとしても、その機能を踏まえた運用で利用されているお客様がいらっしゃいます。むやみやたらと仕様変更をしてしまうと、お客様にも運用の見直しを強いることになってしまいかねません。長くご利用いただいているお客様への影響も考慮しながら、総合的に検討を進めます。
そして、最終的にどのようなしくみであることが最適かを考えます。お客様の「〇〇に△△の機能をつけて欲しい」というご要望通りに実装するのがベストなのか、それとも別の部分を強化することで複数の問題を同時に解決できたりはしないか。この部分は開発者共々、かなり時間をかけて協議を重ねます。
お願いしていた機能、想像とは違った形で実装されたようなんだけど?
こう思った方々、これにはこういった深いわけがあったのです。ご理解ください🙏
お客様からいただく生の声はとても貴重なもの。「あぁ、そういう需要もあるのか」「そういう使い方もあるのか」と日々勉強になることばかりです。基本的に機能追加や機能改善はお客様の声がベースになっているものが多いので、今後もどしどしご意見いただければと思います。
そしてお客様のご意見以上のものをリターンするため、「お客様がより快適に資産管理業務を行えるようになること」を目標に、当社は今後も慎重に検討を行い、製品開発に努めてまいります。今後ともどうぞごひいきに。