当社のサービスサイトのトップに、こんな文章が載っているのをご存じでしょうか。
Assetment Neoは、日々資産管理のことばかり考えているマニアック集団「株式会社アセットメント」が提供するクラウドサービスです。
クラウド型社内資産管理システム「Assetment Neo」
マニアック集団。なんだか気持ち悪い集団のように聞こえなくもないけれど、「好きを仕事に」感が出ていて我々にはとても合っていると思える表現。資産管理という事業が好きで相当細かなところまで突き詰めているときに、お客様からお褒めの言葉としていただきました。はい、立派な資産管理オタクです。
ただ、我々も入社当時からオタクだったわけではありません。最初はみなさんと同じような初心者で、実際の棚卸を経験したり、さまざまな企業の実態を目の当たりにしていく中で、少しずつノウハウを身につけてきました。
そして、資産管理会社といえど自社の棚卸を完璧にこなせているわけではありません。やっぱりお客様重視になっちゃうんですよ…自分のことは後回しになっちゃうんですよ…😱
ということで、今回はアセットメント社内で過去に起こった棚卸エピソードをご紹介します。あるあるな失敗例もあると思いますので、少しでも共感していただければ。
検証用のAndroid端末を棚卸したときのこと。端末は購入時の箱に綺麗に収まっており、箱には資産管理番号がメモされていました。当然、この番号の端末が中に入っていると思いますよね。でもいざ箱を開けてみると、中に入っていたのはまったく違う管理番号の端末。そしてその端末の管理番号がメモされたほかの箱を開けてみると、これまた別の番号のラベルが貼られた端末が。なんだこれは…!
結局Android端末十数台分の箱をすべて開封し、中身を確認、入れ替える作業が発生しました。対になる箱に片づけることができないのであれば、外箱に番号を記すのはかえって混乱を招きます。「箱があるから中身もあると思っていたら空だった」なんてことも起こりかねないですし、極論、箱はなくてもいいのでは…?
お次は、社内で所有しているバーコードリーダーが1台行方不明になったときのお話。利用部門に登録されていた部署の共有棚からは見つからず、心当たりのある人がいないか聞いて回りました。
最終的に発見された場所は、ある社員の机の下にあったダンボール箱の中。私物が入っていそうな見た目だったため誰も触れることができず、当の本人もそこにバーコードリーダーが入っているとは思っていなかったようです。そして厄介なのが、リーダーを箱に入れたことを本人が忘れていたのではなく、その箱が前任者から引き継がれたものであったこと。箱ごとゴソッと引き継いでも、中身の把握って難しいですよね…。
最後は、棚卸担当者が新入社員だったらこれを見落とすのは仕方ないよね、というエピソード。
当社は資産管理会社ですので、棚卸に使うバーコードリーダーやRFIDリーダー、スマホなどの検証機器を複数所有しています。そしてその機器にはすべて資産管理ラベルが貼付され、棚卸対象になっています。当社の新米さんたちが定期棚卸を担当した際、ある1台のスマホ探しにえらく苦戦していました。検証機器の保管場所をくまなく探し、目についたラベルはすべてスキャンしたのに、どうしても1台見つからないと。
結論から言えば、スマホはちゃんとありました。しかも彼らはそのスマホを手にしていました。ではなぜ見つけることができなかったのか。それはスマホにカバーが装着されていて、スマホの管理ラベルが隠れてしまったから。
カバーがついていたとしても、ラベルがなかったら「カバーで隠れてるだけかも」って気づくでしょ?
そうですね、ただのスマホカバーだったらすぐに気づけたかもしれません。でも今回カバーだと思っていたものは、スマホに装着するタイプの小型のRFIDリーダー。リーダー自体も棚卸対象なので、資産管理ラベルがしっかり貼られています。彼らはリーダーに貼付されたラベルをスマホのラベルだと思い込んでスキャンし、最終的に「1台のスマホがスキャンされていない」という棚卸結果が出てしまったのでした。
これはスマホカバーじゃなくてRFIDリーダーだから、ここに貼られているのはリーダーの管理ラベルだな。スマホのラベルをスキャンするにはこのリーダーを外さなくちゃ!
検証機器を把握している人間であれば、すぐにこう思いついてスマホをスキャンできたはず。でもこれを新米さんにも求めるのは無理があります。最初は「目についたラベルをスキャンする」だけでいっぱいいっぱいですから。
「ラベルに資産名を印字すればいいだけの話じゃん」と思ったあなた。当社がラベルに資産名を印字しないのにはちゃんとわけがあります。下記の記事で詳しく語っていますので、よければどうぞ👇
…グダグダな社内を露呈してしまいましたが、これはすべて過去の話。今は年2回、あるいはそれ以上の頻度で社内棚卸をすることで、常に情報の最新化と適正化に努めています。社内の資産管理に使っているシステムは、もちろん当社製のAssetment Neo。自分たちでも実際に使ってみないと、お客様と同じ目線で会話ができないですしね。
そして、オタクである以前に我々は資産管理のプロフェッショナル(自分で言っちゃった🙈)。お客様により良いサービスを提供できるよう、もっともっと「アセットメントさんに相談してよかった」と言っていただけるよう、さらなる高みを目指して日々精進するのみです。