2023年11月14日、当社のクラウド型社内資産管理システム「Assetment Neo」のVer.2.13がリリースされました!今年4月にリリースされたVer.2.12から約半年ぶりのアップデートとなり、現在システムをご利用いただいているお客様にしか通じないような複雑な機能強化や改善が多数あるのですが、とてもわかりやすい新機能もありましたので、今回はそちらをご紹介したいと思います。
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Assetment Neoの棚卸管理アプリが、キーエンス社製のハンディターミナル「DX-A600」「DX-A400」に対応しました。キーエンス社の製品を愛用されている企業様にとっては「ついに!」といったアップデートになるでしょうか。
A600とA400の違いは画面の大きさ(6インチか4インチか)と重さのみ。使うバッテリーも同じなので、どちらを使用するかは画面の大きさで選んでしまって問題ありません。
バーコードの読み取りはハンディターミナル単体で行えますが、RFIDタグの読み取りには同シリーズの拡張ユニットを装着します。この記事のトップ画像に写っている黒い物体ですね。
Assetment Neoの棚卸管理アプリは、デンソーウェーブ社のRFID高出力ハンディスキャナ「SP1」にも対応しています。オフィス内での棚卸を想定した3m以内のスキャンであれば、DXシリーズもSP1も読み取り精度にさほど違いはありません。導入の際は下記の点を参考に、自社の環境に合う端末を選んでいただければと思います。
Androidのハンディ端末を新たに購入するのであればDXシリーズ、社内にあるスマホ端末を使い回したいのであればSP1、という選び方がまず1つ。
DXシリーズはAndroid対応となりますが、自前のAndroidスマホなどを流用するのではなく、DX-A600もしくはDX-A400、そしてRFID用の拡張ユニットの2点を用意する必要があります。対してSP1はiOSでもAndroidでも、スマホ端末があればBluetooth接続で使うことができるので、用意するのはSP1本体の1点のみ。
棚卸をする場所がスマホ持ち込みOKかどうかも、端末を選ぶ際の重要なポイントとなります。たとえばサーバールームでの使用を想定している場合、セキュリティの観点からスマホの持ち込みを禁止している企業も多いと思います。そうなると、社内スマホとSP1の組み合わせでは引っかかってしまいますね。
DXシリーズはスマホではなくハンディターミナルなので、業務に必要な機能以外は搭載していませんし、使用できる機能に制限をかけることも可能。スマホでも制限をかけることはできなくもないですが、諸々気にするのであればハンディを選ぶほうがベター。
そのほかハードウェア面の仕様で比較すると、堅牢性を重視するならDXシリーズ。DX-A600とDX-A400は対落下2.7mの高堅牢性をうたっています。SP1も「コンクリート上1.2m×30回・1.5m」とはなっているものの、肝心のスマホ端末を落としてしまったら一巻の終わりかもしれません。
それから接続方法の違い。SP1はスマホとBluetooth接続するのに対し、DXシリーズは拡張ユニットと物理的にドッキングするので、Bluetooth接続が不要になります。使用開始時になかなか接続できないとか、使用中に切れてしまうという心配をしたくない方は、DXシリーズのほうが安心。
あとは…白くてスタイリッシュなボディか、黒いゴツゴツしたフォルムか、といった好みの問題かな…?🙈
当社としては「DXシリーズのほうがおすすめです」「SP1のほうがいいですよ」ということはなく、あくまでお客様の環境に合う端末をご提案させていただきます。ただどちらを提案するにせよ、RFIDはオールマイティでパーフェクトな技術というわけではない、ということをあらかじめご理解いただかなければなりません。そのあたりについては以前もお話しているので、ぜひこちらもご覧ください👇
現在Assetment Neoをご利用いただいているお客様にはリリースノートをお送りし、バージョンアップスケジュールを順次ご案内しております。新機能の反映までどうぞ楽しみにお待ちください。
Assetment Neoはまだ未導入だけれど、ぜひともRFIDを試してみたい!棚卸での活用を検討してみたい!という方は、当社営業よりデモ説明をさせていただきます。お気軽にお問い合わせください📨