2022年10月25日、当社のクラウド型社内資産管理システム「Assetment Neo」のVer.2.11がリリースされました。半年前のVer.2.10リリースのときは当ブログで取り上げ忘れたられなかったのですが、今回はぜひとも推したい機能があるので、こちらで新機能の一部をご紹介したいと思います📝
現在ご利用いただいているお客様にはバージョンアップスケジュールを順次ご案内しておりますので、先行してお送りしたリリースノートを確認いただきつつ、新機能の反映までどうぞ楽しみにお待ちください。
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当社が近年機能アップに力を入れている『貸出管理』。お客様からも「モノの管理と貸出管理が両方できるシステムで、ここまで多機能なものはなかなかないよね」と評価をいただいています。
Assetment Neoの貸出管理機能は、貸出予約をするときに「“この”パソコンを借りたい」「パソコンならどれでもいい」「パソコンと周辺機器のセットを借りたい」などのさまざまな指定方法が選択できます。ここに「親資産に子資産を紐づける」という貸出担当者にとってありがたい機能が追加されました👏
この説明だけだと「なんのこっちゃ」になってしまうので、これができるとどんなときに役立つのか、それぞれの指定方法の例を挙げてご紹介させてください。
まずは基本の「“この”資産を借りる」と特定の資産を指定して貸出予約する方法。101001という資産番号のパソコンを借りたいのであれば、予約時に「101001」と資産を指定します。これは『貸出管理』と名のつくシステムであれば当たり前にできる機能ですね。
ただ、この方法だけでは物足りない場面が多々出てきます。同じ型番のパソコンが複数あったとしても、指定をしたのは1つの資産番号のみ。101001が貸し出し中だったとしたら貸出予約はできないので、同じ型番かつ貸出可能な資産があるかどうか、自分で探す必要があります。
①のデメリットを解消できるのがこの②。資産番号は指定せず、「パソコン」という資産の種類までを指定して予約する方法。貸出担当者は、予約期間中に在庫扱いになっているパソコンの中からどれか1つを貸し出します。
資産番号が指定されていないというのは、予約者だけでなく貸出担当者にとってもありがたいもの。倉庫の棚の1番奥に101001のパソコンが入った箱、1番手前に同じ型番の101002の箱があったとしたら、箱を引っ張り出す手間を考えれば誰でも101002を選びますよね。
「パソコン一式を借りる」という、②のセットバージョンのような考え方が③。「パソコン一式」の中には「キーボード」「マウス」「WEBカメラ」といった周辺機器が含まれますが、それぞれの資産番号は指定されていません。在庫扱いになっている資産の中から1種類ずつが選ばれて貸し出されます。
②の作業を複数回繰り返すことでも、パソコンやキーボードを予約して借りることは可能です。でもあらかじめセットになっている③のほうが抜け漏れがなくて◎。「マウス予約するの忘れた!」なんて事態は避けたいですしね。
そして今回新たに追加された機能が④。「パソコンを借りたい」という内容は①や②と同じですが、予約者の指定してきた資産がパソコン本体だけだったとしても、本体(『親』とします)に付属品(『子』とします)をくっつけて貸し出すことができるようになりました。
「101001のパソコンを借りたい」と資産番号を指定されたときには、101001のパソコンに101021のACアダプターを同梱して貸し出す。また資産番号の指定はなく「パソコンを借りたい」といった予約だった場合も、在庫があるパソコンとそれに紐づくACアダプターを一緒に貸し出す、といったイメージ。
ノートパソコンのように本体1つだけでも動作する資産って、付属品を忘れてしまいがちですよね。でもACアダプターがなければ充電ができませんし、間違えて互換性のないアダプターを同梱してしまったら使いものになりません。そんなときに便利なのがこの機能!あらかじめ「これとこれは親子関係」といった紐づけ設定をしておけば、親資産を貸し出す際には子資産も連動して貸し出されます。
貸出の際は親資産のラベルだけをスキャン、返却時は付属の子資産も全部チェック、という運用ができるのも地味にありがたいポイント。貸出時の手間を省きつつ、返却時は戻ってきていない資産を瞬時に把握できます。貸出時と返却時で検品方法を変更できるシステム、意外とないんですよ😌
貸出機能の一部を紹介しただけでこの長さに…。実際に貸出業務をされている方以外にはなかなか伝わらないマイナー機能かもしれませんが、Assetment Neoはそんな「なかなか伝わらないけど地味に便利な機能」の集合体によって構成されています。
今回はパソコンの貸出を例に機能の違いをご説明しました。近いうちに、資産の種類や貸出の運用方法の違いでどのように機能を使い分けたらいいか、パターン別にご紹介していきたいと思います。資産管理オタクの語りは続きます。